群馬県太田市のワリとフランクな税理士事務所

融資の相談は取引銀行にせず、税理士である私に依頼が来る理由とは!?

    
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融資の相談は取引銀行にせず、税理士である私に依頼が来る理由とは!?

群馬県太田市のワリとフランクな税理士涌井です。

メインバンクの銀行から融資を受けている会社様。

顧問税理士がいる会社様。

通常であれば、融資の相談相手は銀行&顧問税理士のはず。

なのに見ず知らずの税理士涌井事務所に沢山の融資相談がくる疑問を自らひも解いてみました。

創業融資関係なく融資相談が増えてきた

創業融資のお問い合わせはコンスタントに毎月5件以上は新規でいただいております。

本当にありがたいことです。

ですが、最近はなぜか創業融資ではなく、会社設立後3年から10年の間の会社様からの融資相談が増えております

私としては、相談事は顧問税理士や取引銀行にしたほうがいい、という考えです。

なぜなら、あなたの事業や会社の状況、経営者の思いや考えを理解してくれている「はず」の立場だからです。

なのにインターネットで検索して、融資にめっぽう強い税理士涌井事務所にわざわざ連絡を取り、わざわざ事務所に来ていただく会社様が最近非常に多いのです。

事務所は群馬県太田市なのですが、高崎市や渋川市からもわざわざ来ていただくことがあります。

この前は千葉県から相談がきました。

税理士わくい

皆さん、「高速道路を使えばスグですよ!」と言っていただけますが。。。

私は取引銀行に相談しないことに疑問を感じ、いつもこんな質問をします。

 

取引銀行に相談したんですか?

取引銀行から言われるパターンの1つが、

保証協会の枠がいっぱいなので、もう貸し出しができないのです

これを言われた経営者は、

「そうなんだー、でも資金が必要だしどうしたらいいんだろう」

起業家さや

となります。

でも、この場合の「枠がいっぱいだからもう貸せない」は、たいていは嘘っぱちです。

金融機関が言う「枠がいっぱい」は、多くの場合いっぱいじゃないのです。

本当にいっぱいな状況というのは、保証協会の枠とか関係なく、信用貸し(いわゆるプロパー貸し)も含めて限界まで支援してくれている状況です

正直、「小口の枠がいっぱいだからもう貸せない」と言う金融機関が多いと感じています。

(小口=保証協会付き制度融資の一つ)

プロパーで貸したくない、支店決裁の範囲内で融資をしたい、という魂胆が見え見えな言い訳です

このような言い訳をする金融機関の担当者に対しては本当に残念でがっかり、って感じです。

 

金融機関の融資知識がなさすぎる

先日、とある法人様から融資相談を受けました。

インターネットで調べて当事務所に融資相談しようと思ったそうです。

話を聞いてみると、取引銀行からすでに融資を受けているということです。

増加運転資金が必要なので、日本政策金融公庫の融資サポートを受けたいという内容です。

私は、

「取引銀行に相談してみたんですか」

税理士わくい

と聞いてみました。

そうしたら、

 

相談してるんだけど、担当者がごにゃごにゃ言ってて。

貸すんだか貸さないんだか、よくわからないんだよね。

制度資金も結局こっちが調べて、「こういう制度資金があるんじゃないか」と聞いてみたら、

「そういうのも使えますね」言ってきたよ(笑)

起業家B吉

 

金融機関の知識があまりにもなさすぎるので、融資のプロに相談したほうがいいかなと思って、涌井さんに相談しました、ということだそうです。

こう言っては失礼かもしれませんが、保証協会付きの制度融資というと、銀行サイドは「市町村の小口資金か県の小規模」ぐらいしか活用しないのかと思います。

ですが、保証協会付き融資には他にもいろいろあります。

本当に資金繰りが厳しいのであれば、群馬県であれば「Gプライム保証」という借り換え制度もあるのです

保証料はめっちゃ高いですが。

 

プロなら保証協会を理由に融資を断るのはやめて欲しい

先ほども言いましたが、「小口の枠がいっぱいなのでもう貸すのは厳しいです」という理由は、金融機関として言い訳のレベルが低すぎます。

そもそも、保証協会が使えるかどうかで、貸せるか貸せないかを判断するのではなく、その金融機関が貸せるか貸せないかが、大前提条件なのです。

保証協会がオッケーを出したから、うちもオッケーです、という審査のやり方をしているから、営業担当も力量が上がらないのです

確かに金融機関の営業担当の気持ちもわかります。

 

なぜなら、事業性融資だけでなく、住宅ローンや個人ローン、預金や、保険、投資信託などの金融商品のノルマもあり、年金の獲得もあります。

金融機関の営業はやること盛りだくさんなのです。

個人的には貸したいけど、上司がや本部がオッケーしないよ、というのが本音だと思います

あれこれやってらんないよ、そんな気持ちでしょう。

ですが、それとこれとは話が別です。

金融機関が融資をしている事業主や会社は、みんな命をかけて事業をしているのです

お金のことで悩むことは本当に苦しいのです。

そして経営者と会社員との温度差は非常に大きいのです。

会社員が完全に経営者視点に立つ事は難しいかもしれませんが、本音で経営者とぶつかるバンカーが増えることを私は期待しています。

 

まとめ

私は、企業の活力と笑顔を増やす理念のもと仕事をしています。

そのための手段が資金繰りを中心とした経営支援です。

本来であれば、その立場は金融機関が担うべきかもしれません。

同じ想いのバンカーと巡り合う日を楽しみに。

税理士 涌井大輔事務所は夢を持って創業される経営者様を応援しています!

今日もご覧いただきありがとうございました。

群馬県太田市の【ワリとフランクな税理士】涌井大輔でした。

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