クラウド会計で経理を効率化しよう!【freee開始残高の設定】 201702/23 Updated 2022.04.14 201702/23 Published 2017.02.23 / 税理士わくい \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする クラウド会計で経理を効率化しよう!【freee開始残高の設定】 税理士わくい B! リンクをコピーする 群馬県太田市の【ワリとフランクな税理士】涌井大輔です。事業所の基本設定、メンバー招待が終わったら次は「開始残高」の設定です。 ここでは、期首時点の資産・負債などの残高を入力していきます。今期から事業開始した場合[設定]⇒[開始残高の設定]から設定メニューを開きます。事業に利用する口座を登録します。 (インターネットバンキング等)開業時の現金と通帳の口座残高を設定します開業日前に購入した物品や得た資産などがあれば、その金額を入力します。 (事業を開始するまでの間に支出した消耗品などの費用は「開業費」に、機械や車両など金額の大きなものは該当する勘定科目に金額を入力します。)2,3の金額と元入金(事業のために用意したお金)が一致するのを確認します。 開業費とは? 開業前の支出は「開業費」にまとめて繰延資産に計上します(もちろん領収書等は保存)。 例えば、HP作成費用、消耗品の購入費用、書籍などの資料の購入費用などが該当します。 なお、10万円以上の固定資産は、固定資産として開始残高へ登録するため開業費には含めません。資産計上した「開業費」は、①60ヶ月(5年)の均等償却、②任意償却(毎年の償却金額及び償却期間を自由に決められる償却方法)のいずれかで費用計上します。 開業費の登録[確定申告]→[固定資産台帳]にて、[+固定資産の登録]ボタンから登録します。「開始残高」に設定した金額で固定資産台帳に登録します。償却方法を「均等償却」として固定資産台帳へ登録した場合、自動で減価償却の仕訳が作成されます。※10万円以上の固定資産も固定資産台帳に登録しましょう。 (ここも開始残高の金額と一致させます) 前期の決算書を持っている場合[設定]⇒[開始残高の設定]から設定メニューを開きます。事業に利用する口座を登録します。 (インターネットバンキング等)前期末の決算書(貸借対照表)情報をもとに設定します。[資産の部]の数字を左側の[借方残高]へ、[負債・資本の部]の数字を右側の[貸方残高]へ入力していきます。※元入金については、貸借対照表の貸方の「元入金」+「事業主借」+「青色申告特別控除前の所得金額」の合計金額から、借方の「事業主貸」の金額を引いた差額を今年度の元入金として入力します。 参考参考:「未確定勘定」が表示される場合開始残高を設定については、貸方と借方の合計金額は一致させる必要があります。「未確定勘定」が表示されている場合は、漏れや間違いがある状態なので見直しましょう。個人事業主の方は、ミスが無いのが確認できたら「元入金」の調整で解消されます。 まとめ開始残高の設定は貸方の合計金額と借方の合計金額は一致させるようにします。 一致させないと、いつまでも先に進みません。最初に設定しておけば、後は修正がない限り手をつけることはないので、大変でもしっかり設定しておきましょう。今日もご覧いただきありがとうございました。 共有:クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)関連