スピードスケート日本代表も経営者も成功するには意識改革が大事!
ピョンチャンオリンピック!
先日、21日にスピードスケート・パシュート(追い抜き団体)決勝で日本代表がオランダを下し金メダルを獲得しました。
しかも日本は五輪新記録を出しての優勝です。
日本チームを指揮してきた母国オランダのヨハン・デビットコーチの指導抜きには、この快挙は成しえなかったと言われています。
デビットコーチは最初に、「結果と徹底した意識改革」を選手に求めたそうです。
私の経験上、経営者も事業を成功に導くには、徹底的な意識改革が大切だと考えます。
日本選手の第一印象は「自信がない」
ソチ五輪の後、低迷脱出を図るべく日本スケート連盟は、所属チームの垣根を越えてトップ選手が一緒に練習する「ナショナルチーム」を発足させました。
2015年春、そんなナショナルチームにやってきたのが、スケート大国オランダの指導者ライセンスを持つヨハン・デビット氏です。
デビットコーチは、日本選手の第一印象について、
と感じたそうです。
過去に世界のトップ選手を指導してきたデビットコーチからすると、「絶対に勝つ」という強い気持ちを日本選手から感じなかったのでしょう。
私のような平民からすれば、日本選手は勝ち気の強い人たちの集まりのように見えても、世界クラスのコーチから見れば、まだまだ勝者のメンタリティーが弱いと感じたのでしょう。
結果と徹底した意識改革
デビットコーチは、選手たちに戦う姿勢をうえつけていきました。
信頼関係を築くため、通訳は原則介さずに、一対一で向き合いました。
また、選手たちを振り向かせるため、説得力のある根拠をデータで示してきたそうです。
例えば、最大酸素摂取量や心拍数など、あらゆるデータをパソコンで管理し、過去に指導してきた世界のトップ選手のデータとの比較を見せ、世界との距離感も実感させました。
ときには、「同じ人間なんだから、なぜ自分ができると思わないんだ!?」、と叱咤をして選手の闘争心に火をつけることもあったそうです。
結果が出ないと自信が無くなる
私は、デビットコーチの話を知ったとき、このように思いました。
スピードスケート日本選手と中小企業の経営者は同じではないか?
税理士わくい
これはどういう意味かといいますと、 私の経験上、成果が出ていない経営者は、
- 自信がない
- 分析がない
- コーチがない
という「3ナイ症候群」に陥っているのです。
おそらく多くの経営者は、根拠のない自信を持って創業した人が多いかと思います。
私もその一人です。
税理士わくい
そして、どんなに辛い時でも自信の火は絶やさず、仮説を立て行動しまくってきました。
ですが、やる気と結果のバランスが取れない状況が続くと、「やってもうまくいかない」と気持ちが落ち込んでしまい、創業当初の自信はどんどん削られていきます。
また、自信がない時というのは、発する言葉もネガティブな言葉が非常に多くなります。
特に多いワードは、
忙しくて時間がない
起業家B吉
このような言葉を多く使う癖がある方は、特に経営者としての意識改革をしていく必要があると私は思います。
中小企業の経営者こそ意識改革が大切
忙しくて時間がない人は、間違いなく事業を成功させることはできません。
なぜなら、忙しさを理由に、現状の分析、問題解決の検討、事業の改善、などやらなくてはいけない事を先送りしてしまう傾向があるからです。
本当に重要な課題に着手せず、目の前の緊急的な仕事に時間を取られるからです。
とはいえです。
今までの習慣や行動を変えるのは大変です。
ではまず何をしたらいいか。
それは意識改革からスタートです。
時間がなくて忙しい、というのは幻想だということに気づかなくてはいけません。
- やらなくてもいいことをやっていませんか
- それは本当にやらなくてはいけないことですか
- 今すぐやらなくてはいけないことですか
- 誰か他の人にやってもらえないのですか
- 効率化する手段は考えましたか
- 考えたあと行動しましたか
- 効率化する手段を簡単に諦めませんでしたか
- 効率よく仕事をしている人のやり方を徹底的にパクリましたか
- それでも時間がない人は自分のビジネスモデルを疑いましたか
私自身は、仕事が重なってきたなー、と思うことがあっても、「忙しくて時間がない」と言葉にすることはありません。
そのように感じる時もありますが、その場合は仕事のやり方が悪いか、そもそも経験不足、知識不足である事が多く、検証すれば大抵は改善されます。
まずは自分の仕事の進め方を疑うところから意識改革が始まります。
経営者こそコーチが必要
とはいっても、日々本業に追われている経営者が自力で意識改革をしていくには相当なエネルギーが必要となります。
なぜなら、自分の癖は自分では中々わからないからです。
一流のスポーツ選手でも必ずコーチがいるのは、自分ではわからない部分を指導してくれるからです。また、経営者になると、身近にアドバイスをくれたり、冷静な分析をしてくれる人も少なくなります。
仲のいい経営者仲間はいても、本当に深い部分まで相談できる人は少ないのではないでしょうか。
そんな時は税理士を活用してください。
私は税理士ですが、経営者のコーチでもあります。
税理士わくい
正直、仕事の7割は税務ではなく経営者の意識改革や、現状分析、経営アドバイスがメインとなっています。
経営者と経営トークばかりしています。
ときには耳の痛いことも言います。
ガチンコです。
税理士わくい
ですが、それは顧問先様の成長と成功を願っているからです。
スピードスケートのデビットコーチと同じです。
経営者に自信を持ってもらい、結果を出してもらうために、やれるだけのことを私はやります。
特に創業期については、
- 創業融資
- 資金繰り支援
- 会計力の向上
のサポートが中心となります。
たまに、会計のことや確定申告、決算書の事は税理士に丸投げと言う経営者もいますが、このような会社は私が知る限り、厳しい経営状況に陥っているところが多いように思います。
自分の会社の業績や問題点を放置しているのと同じです。
ある意味、一人の職人でもある経営者が、経営のイロハを一から勉強していくのは、とても大変です。
そんな時は経営者マインドも含めて、経営のコーチとして税理士をどんどん活用されてください。
まとめ
ピョンチャンオリンピックもいよいよ終盤。
これまで、沢山の感動を日本選手から頂きました。
皆さんそれぞれ応援してくれる人がいて、それぞれのストーリーがあります。
経営者もみなストーリーがあり、人生の主人公です。感動を与えるのはオリンピック選手だけではありません。
私たち経営者陣も、関わる人たちに感動を与えていきましょう!
スピードスケートの高木菜那選手、高木美帆選手、佐藤綾乃選手、菊池彩花選手、金メダルおめでとうございます!
税理士わくい
税理士 涌井大輔事務所は夢を持って創業される経営者様を応援しています!
今日もご覧いただきありがとうございました。
群馬県太田市の【ワリとフランクな税理士】涌井大輔でした。
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