5ヶ月の従事期間では白色申告の事業専従者控除が使えないので注意!

例えば、奥さんがパートを辞めて8月から個人事業主であるご主人の飲食店を手伝ったとします。
この場合、
我が家は夫が主夫ですが。
起業家さや
事業専従者の適用には6か月以上の従事が必要
事業専従者控除の適用を受けるためには、このケースの場合、
つまり、事業従事期間が6ヵ月を超えていないため、白色申告の事業専従者控除の適用を受けることができないのです。
青色事業専従者は従事可能期間の2分の1でOK
白色申告の事業専従者控除の適用を受けるには、事業専従者が6ヶ月を超えて、
では、青色事業専従者給与を事業の必要経費にする場合の従事期間はどうなのでしょうか。
青色事業専従者の場合は、「期限内の届出書の提出と、その年の従事可能期間の1/2を超えて従事」、が要件となります。
青色申告専従者給与の要件は、「従事することができる期間の2分の1を超える期間」なので、白色申告のように、開業初年度の6ヵ月間超従事という縛りはありません。
従事期間の点でみると、白色申告よりも青色申告の方がよりハードルが低いことになります。
従事期間に関しては白色申告の方が厳しいですね。
スタッフA美
「事業専従者控除」の特例を受けるための要件
事業専従者控除の適用を受けるには、事業専従者が6ヶ月を超えて、
さらに、以下の要件を満たすことが必要となります。
- 白色申告者と生計を一にする配偶者その他の親族であること
- その年の12月31日現在で年齢が15歳以上であること
- 確定申告書にこの控除を受ける旨やその金額など必要な事項を記載すること
確定申告をする際に収支内訳書の「専従者控除」欄に記入するだけで受けられます。
事業専従者控除のポイントは、やはり「6ヵ月を超えて従事」ですね。
税理士わくい
まとめ
白色申告で専従者控除が使える方は、節税策として有効なので適用してみてください。
その際、要件に該当するかどうか、控除額が上限を超えていないかどうかも必ずチェックしましょう。
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