青色申告特別控除の10万円控除は使い勝手のいい節税策!? 2018 03/12 Updated 2018.09.29 2018 03/12 Published 2018.03.12 / 税理士わくい \ この記事を共有 / B! 1 リンクをコピーする 青色申告特別控除の10万円控除は使い勝手のいい節税策!? 税理士わくい B! 1 リンクをコピーする 青色申告特別控除の控除額には、65万円と10万円とがあります。 だったら65万円控除の方がいいに決まっているじゃん、という人もいるでしょう。 ですが、会計ソフトを使わず簡易帳簿で記帳をしている人や、会社員が副業で不動産所得を得ている場合は、65万円控除を使いたくても10万円控除しか使えないのです。 青色申告10万円控除は簡易帳簿でOK 青色申告65万円の控除を受けるには、複式簿記による記帳で、貸借対照表や損益計算書を作成しなくてはなりません。 実務的には、会計ソフトを導入して日々の取引を入力していく必要があります。 手書きで複式簿記は超キツイです。スタッフA美 ですが、青色申告10万円控除なら、複式簿記がわからなくても、白色申告と同じように簡易帳簿で作成してもOKなのです。 エクセル集計でもOKです。税理士わくい 簡易帳簿に必要なのは、現金出納帳・売掛帳・買掛帳・経費帳・固定資産台帳の5種類です。 また、平成26年分の確定申告から白色申告者でも帳簿作成と保存の義務が発生しました。 ということは、白色申告にしておくメリットはもはや無いといえます。 白色申告「専従者控除」の要件と具体的計算例をチェック! 2018-03-13 青色10万円控除が使える人とは 次の個人事業主は、青色申告10万円控除が使えます。 簡易帳簿による記帳を行う場合 現金主義による所得計算の特例を受けている場合 不動産所得があって事業的規模でない場合 会社員が副業で不動産収入を得る場合は、基本的に白色申告か青色申告10万円控除で申告となります。 逆にいうと、事業を営んでいなくても青色申告10万円控除は適用できることになります。 マンション1室を貸して収入を得ている場合でも10万円控除は適用できるので、使わない手はないですね。 期限後申告だと青色申告特別控除(65万円)が適用されないので注意! 2017-05-15 法定期限内に申告できないと65万控除は使えない 青色申告65万控除を適用している事業主が、確定申告期限である3月15日までに確定申告書を提出できなかった場合はどうなるのでしょうか。 その場合、青色申告65万円控除の適用はできなくなります。 ですが、10万円控除は使えるので忘れずに使いましょう。 期限内申告するに越したことはないですね。起業家さや 白色なら税理士報酬払っても青色にした方が有利な場合も 所得が結構な額がでる場合は、税理士に報酬を払ってでも青色申告65万円控除を使った方が税金上のメリットが出ることがあります。 当事務所でも、3月だけで4件ほど白色申告していた方が節税の相談に来られました。 「もっと節税できないか?」起業家B吉 以外に皆さんご存知ないのですが、青色申告にして課税所得を減らすことの意味は、所得税を減らすことだけではありません。 住民税 事業税 国民健康保険税 これらについても、所得が増えれば支払う税金も増加していきます。 特に所得が400万円~500万円くらいで白色申告しているなら、税理士に報酬払っても青色申告した方がトータルで払う支出は減る可能性が高いです。 また、青色申告だと最終的な決算書の所得が白色と一緒でも、青色申告の方が銀行融資を引き出す際に有利になります。 事業性融資はもちろんのこと、住宅ローンを借りる場合も一緒です。 その理由を知りたい方は当事務所で一緒にチョコを食べながらお話しましょう。税理士わくい そういうオチですか。スタッフA美 まとめ 青色申告10万円控除は結構使い勝手のいい節税策です。 白色申告で税金を払う場合なら、なおさらです。 税金のメリットがどのくらい出るのか、お近くの税理士事務所に相談にいってみてはいかがでしょうか。 当事務所もフランクにお待ちしております。スタッフA美 【保存版!】税理士が本音で教える税理士事務所の選び方まとめ! 2017-03-31 税理士 涌井大輔事務所は夢を持って創業される経営者様を応援しています! 今日もご覧いただきありがとうございました。 群馬県太田市の【ワリとフランクな税理士】涌井大輔でした。 運営:群馬県太田市のワリとフランクな税理士事務所:税理士 涌井大輔事務所 《対象エリア》 群馬県…太田市・伊勢崎市・桐生市・みどり市・前橋市・高崎市・館林市等群馬全域 埼玉県…本庄市・深谷市・熊谷市 栃木県…足利市・佐野市・宇都宮市 ※税理士 涌井大輔事務所はクラウド会計で遠隔支援も行っております。 その他地域についてもお気軽にご相談ください。 ※日本政策金融公庫や銀行融資支援のご相談たくさん頂いております! 共有:クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます) 関連