大前研一氏に学ぶ、劇的に「自分を変革する」3つの方法!
世界的な経営コンサルティング会社のマッキンゼーの元日本支社長であり、現在でも経営に関する様々な分野で影響力がある大前研一氏。
大前さんの発言は過激的な部分がありますが、ビジネスを加速させようとする経営者や成長したいビジネスマンにとっては、グサッ!と突き刺さる数多くの名言があります。
大前語録の中でも、マンネリ化した自分を劇的に変革させる3つの方法について深堀したいと思います。
「決意を新たにする」は一番やってはダメ!
新年のはじめ、4月の年度替わり。
今年こそは!
ムー係長
と決意を新たにすることってあるかと思います。
でも、いつの間にか決意は一体どこにいったのやら、という感じで、また同じ決意を繰り返す。
仕事、ダイエット、恋愛、毎年同じ目標をたてては毎年決意を新たにする。
この「決意を新たにする」だけでは、人はそうそう変われない、と大前氏は言います。
思い出すと、私も25歳まで決意を新たにしては挫折する人生でした。うう、あの若さは捨てがたいが、それでももう戻りたくない、って感じです。
考えてみると、「決意を新たにする」ことは、自分の意思頼み的な部分があります。
私自身、自分の意思の強さを信じて目標を立てて行動すると、その後確実に挫折しています。さらに、挫折したときに、自分は意思の弱い人間だ、というネガティブな感情も受け入れることにもなります。
今思うと、自分が変革しだしたと感じたのが26歳のときです。
図らずとも大前氏が提唱する「人が変革する3つの方法」を実践してからでした。
- 時間配分を変える
- 住む場所を変える
- 付き合う人を変える
以下、3つの方法を深堀りしていきたいと思います。
「人が変革する3つの方法」①~時間配分を変える~
仕事のスキルアップ、資格試験、ダイエット、恋愛・結婚、いずれにしても、これらの目標達成に必要なのは、自分の強い意思ではありません。
まず必要なのは時間です。
目標を達成するために、どれだけの時間を確保できるかです。税理士試験でいえば、一科目1,000時間くらい勉強するのはザラです。
頭のいい人は、もっと少ない時間で合格することもあるでしょうが。。
合格するまでの時間は個人差はあれど、一定量の時間確保は必須なわけです。
そして、やみくもに普段の生活の中の空いた時間だけを使って勉強しても、多くの人は合格しないでしょう。
では、どうやって時間を確保するかです。
まずは、普段の自分の時間配分を検証するところからスタートします。平日の1日の使い方、土日の1日の使い方、起床から就寝まで細かく書き出します。
そのなかで、自分にとって無駄だなと思う時間をリストアップします。
税理士受験をするまでの私なら、
- テレビを見ながらゴロゴロする
- ネットサーフィンをする
- 休日はいつもより遅く起きる
- 必要以上にスマホを見る
- 車の中でボーッと音楽を聞く
- グチを聞くだけの飲み会に行く
などなどです。
これらを積み重ねると相当な時間になることがわかりました。
時間がないというのは幻だと私は思っています。
時間ほど平等なものはありません。 時間がないと感じる時の大抵の理由は、時間配分が悪いか自分の仕事の力量が足りないかです。「漠然と何かをする」というのが一番いけない、と大前氏は言います。
普段の生活の中で、漠然と取っている行動を洗い出してみるだけでも、かなりの時間を確保することができると考えます。「人が変革する3つの方法」②~住む場所を変える~
「住む場所を変えるだけで目線が変わり、新しい発見がある」と大前氏は言います。
引っ越しをすることで、自分の人生にどうしても必要なものだけを選ぶことになる。
自分を変えるという意味では、捨てるのも大事なことです。ただ、現実的に住む場所を変えるのは、既婚者で子供がいたりすると、簡単なことではありません。
もし引っ越しが難しければ、通勤ルートを変えるという方法もあります。
最短距離を探求するばかりではなく、時には時間を無視して通勤ルートを変えてみる。
これもまた、新しい視点、違ったものが見えてくるわけです。
要はマンネリ化したり、行き詰ったときは、意識的に環境を変えることで新たな視点や発見があり、気持ちもリフレッシュされるのだと思います。脳もビシバシ刺激を受けるわけです。
私の場合、住む場所は変えませんでしたが、目標を達成するためのルートは何パターンも用意しています。
税理士試験の勉強場所でいえば、
- 自宅
- 図書館2か所
- カフェ3か所
- ウォーキング中
- 電車の中
- 直前期はTAC数回
などを利用しました。
私は通学ではなく、通信で勉強していたので、マンネリ化しないように、気分で勉強場所を変えていました。
勉強場所だけでなく、他にも運動やリラックス方法など飽きないように何パターンも用意し、一つの方法にこだわらないことで継続できる仕組みを作っています。ある意味、転職も環境を劇的に変える一つの手段です。
色んな価値観があると思いますが、私は1つの職場にこだわる必要はないと思っています。
色んなルートを自分で好きなようにカスタマイズできるのが人生の面白さだと考えます。
マンネリ化したり、行き詰った時は、慣れた環境を離れてみると新しい発見や刺激があります。 時には遠回りでも、道草にこそ面白いものが落ちている、ということも結構あると思います。「人が変革する3つの方法」③~付き合う人を変える~
今付き合っている身近な人10人をリストアップしてみると、だいたい収入や思考が同じだという統計値が出ているそうです。
みなさんの身近にいる人はどんな人達でしょうか?
税理士わくい
飲み会ではいつもネガティブなことを言ったり、会社の同僚の悪口を言ったりして盛り上がっていますか?
飲み会ではいつもポジティブなことを言ったり、どうやったら会社がもっと良くなるか話して盛り上がっていますか?
同じ事実でも解釈の仕方や、意味づけの仕方は人によって変わります。いつもネガティブなことを言って文句ばかり言っている人は似たような人を引き寄せます。
悪い状況でもポジティブに考え、どうやったら改善できるかと考える人は似たような人を引き寄せます。
これは、私の経験からも実感するところです。
不満ばかり言っていた25歳の頃は、飲み会では不満ばかり言う人達が集まっていたように思います。
今では過去のことよりも、今と未来を大切にしている人しか周りにいないなー、と今気づきました。
私の場合、付き合う人を変えた、というより目標を立てて実行していく過程で自然と付き合う人が変わった、という感じです。
もし、今の自分を変えたいと思うのなら、自分もこうなりたい、と思うような人と付き合っていくと、自己変革は加速すると私は強く思います。
まとめ
決意を新たにすることが一番無意味なことだと大前研一氏は言います。
なぜなら、これは自分の意志の強さ試し的な部分があり、私自身も決意を新たにするだけでは、無意味とまでは思いませんが弱いと感じています。
大前氏が提唱する3つの自己変革の方法は、決意を新たにした後、具体的にやることとも言えます。
しかも、単純で効果的な方法でもあります。
自分の人生にもどかしさを感じている人には特にオススメする方法です。
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群馬県太田市の【ワリとフランクな税理士】涌井大輔でした。
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