補助金・助成金を上手に受給するコツは制度の仕組みを知ること!
補助金や助成金は申請すれば誰でも受給できるものではありません。
審査が通るような申請書類を作成することはもちろん重要です。
補助金はラッキーマネーと捉える
まず、大前提として補助金制度は「いつでも誰でも活用できるものではない」と認識してください。
国の補助金は、その時々の政策や予算によって制度内容は変化します。
例えば、近年のトレンドでいうと、「IT活用や雇用」絡みの補助金が比較的多く誕生しています。
IT活用により経営の効率化を図る企業や、雇用の安定化や採用を積極的に行っている企業を応援することで、国が考える政策を実現しようとするわけです。
こういった補助金制度の申請期間はだいたい3週間~2ヶ月くらいで、翌年度には無くなっている可能性があります。
仮に似たような補助金制度が誕生したとしても、支給要件が異なることもザラです。
去年だったら利用できたのに、今回は支給要件に該当しない、ということもあります。
また、もう一つ重要なのが補助金・助成金は前払いでなく、後払いという点です。
制度によりますが、採択されてから受給まで半年~1年くらいかかるのが通常です。補助金・助成金がもらえるから起業しようとか、設備をしようと考えるのはやめましょう。
資金繰りを悪化させる可能性があります。
補助金を受給するまでの一般的な流れ
補助金や助成金は、サッ!と申請して、サッ!と受給できるものではありません。
受給までの一般的な全体の流れは次のようになります。
- 補助金・助成金の情報収集
- 専門家、認定支援機関に相談
- 申請書類の作成又は代行依頼
- 応募期間中に申請
- 申請書類が審査される
- 採択結果が発表される
- 対象経費を使うための準備
- 対象経費を使う
- 対象経費の領収書などを確認してもらう
- 確認後1~2か月後に支給される
注意点は、上記の順序を変えないことです。
例えば、補助金がもらえることを期待して、補助金の対象となる経費について支出をしたとします。
その後、補助金の申請をして採択されたとしても、既に支出した分の経費は補助金の対象になりません。
全体の流れ、受給までの期間をザックリでも把握しておくことは、資金繰りの観点からも大切です。
まずは何といっても情報収集が大事
補助金や助成金を効果的に利用するコツは、何といっても情報集を怠らないことです。
補助金や助成金は受給要件を満たしていたとしても、申請期間のタイミングを逃せば、受給のチャンスは無くなります。
受給するには、制度の存在を知り、適切なタイミングで手続きをする必要があります。
制度については経済産業省や厚生労働省のホームページで最新の情報が手に入ります。
また、社労士や税理士、認定支援機関など補助金・助成金に詳しい専門家に相談して、まめに情報提供を受ける、という方法も効果的です。
今現在、税理士や社労士と関りがあるのなら、
何か利用できそうな補助金・助成金ってありますか?
起業家さや
と聞いてみてはいかがでしょうか?
まとめ
補助金・助成金は、
- 情報収集
- 申請のタイミング
- 申請書類の精度
が重要です。
国の予算や政策にも左右されるので、チャンスを逃さないように、事業計画など準備をして、いつでも申請できるような状態にしておくことをオススメします。
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群馬県太田市の【ワリとフランクな税理士】涌井大輔でした。
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