「忙しい」が口癖の人に成功者はいない!考えが解決思考でないと経営の発展はない!という考え!
税理士という職業柄、日々多くの経営者と経営の話をしたり、融資サポートの面談をしております。
そのような毎日を送っている中で、私はある一つの傾向と法則を導き出しました。
それは、
「忙しくて時間がとれない」という経営者ほど、儲かっていなかったり、資金繰りが厳しい状況にあるのです。
資金繰りが厳しい会社の特徴
私の経験上ではありますが、資金繰りが厳しい会社には次のような特徴があります。
- 会計がわからない・決算書の見方がよくわからない
- 月次で試算表を作成していない
(年1回決算だけとか)
- 事業計画を立てていない
- どんぶり勘定で資金管理をしている
- 銀行との付き合い方が下手
(融資担当とあまりかかわらない)
これらは、5を除けば会計的な要素です。
正直、これらについては、税理士と密に連携し、資金計画についてミーティングを重ねていけば解決できる内容です。「5銀行との付き合いが下手」についても、私の場合は顧問先様に銀行の担当者とマッチングする機会を提供しています。
基本的には税理士と関わっていれば、資金繰り面の課題は大幅に軽減できる、というのが私の考えです。
ですが、こういった会計的要素以外にも、資金繰りが厳しい会社、儲かっていない会社の特徴があるのです。
「忙しくて〇〇できない」が口癖なら即やめるべし!
「忙しくて時間が取れない」
経営者B吉
経営的要素、会計的要素、というよりは「経営者としての資質」の部分。
経営者のマインドの部分とでもいいましょうか。
自分が行動できない理由を言っている経営者は、「会社が儲かっていない、資金繰りが厳しい」、傾向にあります。経営をするうえで大切なことは、「解決思考」を持つことです。
- 生産性のない行動は取っていないか?
- 今取っている行動は重要なことだろうか?
- 時間を捻出するためにどんなスキルアップを図る必要があるだろうか?
忙しくて時間が取れない、ということはどこかに問題があるはずだ、という思考が経営者には必要です。
自分が苦手なことに時間が取られているのであれば、得意な人に任せたり、アウトソーシングすることも考えられます。
そのお金すらないのであれば、そもそもそのビジネスモデルは成り立つのか?を泥沼にはまる前に検討する必要があるでしょう。
「忙しい」と言っている人はお客様から嫌がられる
購入する前は「いつでもお伺いいたします」。
購入後は「忙しくて中々調整が取れないのです」。
こういう営業マン、結構多いです。
みなさんだったら、こういう営業マンだったり、経営者と末永く付き合いたいと思いますか?
私は絶対にイヤです。
税理士わくい
税理士も結構、こういう人います。
契約前、契約後の忙しさのレベルが変わる人。
「忙しい、忙しい」と言っている人に経営の相談しにくいですよね。私の例で言うと、融資の相談が5~6件同時にくることがあります。
特に確定申告直後はドバッっと相談がきます。
そんな時に、
忙しいので落ち着いたらコチラから連絡します。
税理士わくい
と言われたらどうでしょうか?
税理士即変更ですな。
起業家さや
当然です。
融資の相談がくるときは、ビジネス発展のチャンスが来ている時、資金繰りが厳しくなってきた時、です。そんな時、経営者は「今まさにこの瞬間」に相談に乗ってほしいのです。
時間が経てば経つほど経営上のリスクが高まるのです。
本当に時間が取れないのであれば、概要だけでもメールでもらう、資料をメールでもらう、まずは5分だけでも電話で状況を聞く、ということだってできます。
もし5分も時間が取れないという忙しさであるのなら、ソフトバンクの孫社長バリの経営者ということでしょう。
経営者は解決思考で考えるべし!
私は言うほどスゴイ経営者ではありません。
仕事もめっぽうできるわけでもありません。
ですが、できない理由を言う経営者ではありません。
そもそも、私は「忙しくて時間が取れない」とは絶対に口にはしないのですが、物理的に時間が確保できない場合には、必ず次のような問題があると考えます。
- 自分の仕事のやり方が悪い
- そもそもスキルや経験が不足している
- 自分以外の環境や何かが悪い
自分の仕事の動線や工程を細部に至るまで検討する必要があるかもしれません。
そもそも経験不足により、一つの仕事に時間がかかっているのかもしれません。
環境や取引先が悪い影響をもたらしているのであれば、勇気を持って環境や取引先を変更する必要があるかもしれません。
経営者なら、できない理由を延々と述べるのではなく、解決思考で物事を考える必要があります。できない理由は、何も考えなくても簡単に言うことができます。
できる理由は、めっちゃ頭を回転させないと言うことができません。
事実の洗い出しと、解決法を考える必要があるからです。
税理士と経営ミーティングする意味は、経営の発展について解決法を探ることでもあります。
ミーティング時間が取れないのは、経営の課題解決をするチャンスを先延ばしにしているのとイコールだと考えます。まとめ
「雨が降っても自分の責任」
経営者ならそのような意識を持つことが要求される。
前職のトップに言われた言葉です。
ネガティブなことを言っていても問題は解決しません。
ネガティブなことを言っていると、お客様から嫌われます。
「そうはいっても、解決思考なんてできないし、本当に辛いんだからモチベーションも上げられないよ」、ってこともあるでしょう。
そんな時こそ「身近な税理士を頼ってください」。
税理士わくい
税理士は単なる経理屋、税務屋ではなく、「経営者のコーチ的存在」というのが私の考えです。
顧問契約を結んでいるのなら、積極的に相談しない手はありません。
基本、何度相談しても顧問料の範囲内のはずです。
私の顧問先様は最低月に1回ペースでやり取りをしています。
みなさんも遠慮なさらず経営のことは税理士に相談しましょう。
税理士 涌井大輔事務所は夢を持って創業される経営者様を応援しています!
今日もご覧いただきありがとうございました。
群馬県太田市の【ワリとフランクな税理士】涌井大輔でした。
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