逆に創業期こそ税理士に相談した方がいい場合が多い!【税理士が本音で教える税理士事務所の選び方④】
「税理士に依頼するのは事業規模や売上が上がってきてからにしよう!」
いやいや、創業する前や、創業したばかりの会社こそ、逆に税理士に相談する方がいいケースが多いのです。
相談のハードルは高くないので、依頼するのは置いておいて、とりあえず相談してみましょう。
何をしていいのかわからないなら絶対に相談
創業期は経理や税金計算は自分でやろうという人は少なくありません。
お金も節約したいですし、自分でチャレンジしてみようという方もいます。
個人的には、自分でできる範囲であればドンドン自分でやってもらっていいかと思います。
ただし、創業期や会社設立時は注意すべきことがあります。
それは、
ことです。
むむ、難しい。
ムー係長
もっというと、
状態です。
わからないことが、わからないんです!
インターンけろ吉
損している、危ない橋を渡っている経営者は案外多い
私は、これまで自力で確定申告や決算をしていた方の申告書類を見た瞬間に、
- これは怪しい
- これは損している
- もっと得できるな
ということが感覚でわかります。
よくあるケースは、
- プライベート用の支出も必要経費になっている
- 青色申告で申告していない
- 役員報酬が毎月変動している
- 株主総会の議事録を作成していない など
特に、会社設立した場合の運営手続きは、個人の時よりも大きく手間がかかります。
会社法の絡みもあるので、会社の場合は規模にかかわらず、税理士に相談した方がいいでしょう。
間違った情報を鵜呑みにしている人は少なくない
創業期の個人事業主の場合、間違った情報を鵜呑みにしている人は結構いるなと感じています。「周囲の人やネットに書いてあったからやっている」
という話も結構聞きます。
フリーランスが一人で食べたランチ代を必要経費にしている場合は完全に危険です。
接待や会議、打合せのためのランチ代ならOKですが、
「セルフブランディングのための一人ランチ」的なものは通用しません。お昼は基本的に誰でも食べるものですから。
〇〇知恵袋的なところで税務相談している人もいますが、結構危険な回答しているな、という印象の方が強いです。
IT企業のDNAが医療情報キュレーションサイトで不適切な情報をのせていたことで問題になりましたが、残念なことに、最終的には信じた人の責任になります。
情報弱者にならないためには、情報の原典にあたるか、専門家の意見を聞いたうえで、自分で判断することが大切です。(私のこと!?
ムー係長
創業期だけ又はスポットで税理士に相談するのもOK
創業期は何をすべきか、何をしたら得するか、何をしたら損するか、がよくわからない場合があります。
その場合は、スポット(単発)で税務相談をする、又は1年だけ契約してみる、というのも一つの手です。
とりあえず、注意すべき点と経理や税金計算のコツが掴めたら、後は自分でやっていくという方法もOKだと思います。
税理士によっては継続顧問契約しないと相談にのらないという人もいますが、スポットコンサルティングをしている税理士もいますので、勇気を振り絞って連絡するところからスタートしてみましょう。
ちなみに、私もスポット税務相談やっていますよ!
税理士に相談は案外ハードルが低い
- 税理士への相談は身構えてしまう
- 気軽に質問できなさそう
- 一回相談したらその後の勧誘が続きそう
- 質問したいことが上手く言えないので馬鹿にされそう
私に相談するまで、このような不安があったということを、お客様からよく聞きます。
でも、税理士って世間的に馴染みが無いだけであって、実際は超普通の人達です。
意味もなく怒ったり、横柄な税理士も中にはいますが、それは「税理士だから」ではなく、その人個人の問題です。
そんな人でも創業当初は素晴らしい志を抱いていただろうに、と考えてしまいます。
ビーアンビシャスですね!
スタッフA美
そうは言っても、気軽に相談できないのが多くの方の気持ちかと思います。
馴染みがないというのはそういうことです。
私も、以前は弁護士、医師、の方と会う時は身構えていました。
それでも、そういった方達と会う回数が増えてくると、自分の中で「馴染み」が出てきて、みんな普通のオジサン、オバサンと思えます。
失礼、紳士・淑女ですね!
みんな同じ人間、普通の人です。
たまにチョット変わった人がいて嫌な思いをしたら、笑いのネタにしてあげましょう。
完璧な税理士なんていない!
税のことを完璧に網羅している税理士は恐らくこの世にいないでしょう。
すごい知識を持った税理士はいても、完璧ではありません。
さらに、税の分野だけでなく、経営上起こりうる問題全般についても知恵を出さなければなりません。
売上アップ、原価率・経費率低減、人材育成、資金調達、補助金・助成金、社長と奥さんの仲裁、など分野は多彩です。
これらを完璧にできる人はAIでも不可能でしょう。
むしろ、知らない業種や事業の方が多いのです。
経営経験がゼロで、これから創業する場合でも、パン屋の内情はパン屋を始める人の方が詳しいでしょう。
逆に私達税理士も経営者様から勉強させて頂いているのです。なので、税理士に相談する時は、具体的な相談をするだけでなく、経営に対する夢や希望もぜひアツク語ってもらいたい、というのが私の希望でもあります。
少し話がそれましたが、税理士への相談はハードルが高くないという結論です。
まとめ
自分一人でコツコツと経理や税金計算、経営全般を回していくことは素晴らしいことでもあります。
もし、不安や悩みがあるけど相談するタイミングが掴めないというのであれば、先延ばしにせず、まずは気になる税理士に相談してみましょう。
気持ちも頭の中もスッキリして、経営もさらに加速することでしょう。
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今日もご覧いただきありがとうございました。
群馬県太田市の【ワリとフランクな税理士】涌井大輔でした。
《対象エリア》
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【本日の一言】
フィンテックの流れが加速する雰囲気。
【Good&New】
朝ギターは心が癒される。
【小さなチャレンジ】
車の中の掃除。
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