税理士業は「コーチング」と「コンサルティング」の中間「コーティング業」?!
税理士業とは何かを私なりに考察しました。
単なる税金計算屋、経理屋ではない。
経営コンサルティングか。
コーチングをする要素もある。
ということは、、
あいだをとって「経営コーティング業だ!」
「コーチング」と「コンサルティング」の違い
コーチングの依頼を受けるときに、
わくいさん!
アドバイスをお願いします!!
起業家B吉
とお客様から言われたりします。
コーチングはまだまだ日本では浸透していないのだなと感じさせる毎度の一幕です。
ここで、「コーチング」と「コンサルティング」の違いについてお伝えしておきます。
一言で言うならば、
コーチングは「クライアントの中にある答えを引き出す」。
コンサルティングは「コンサルタントが答えや選択肢を伝える」。
コーチの主観や一般論でクライアントを評価したり、解決方法をズバッ!っと、伝えることはしないというのがコーチングの基本です。
あくまでも、答えを出すのはクライアント自身であり、対話や質問によって思考の整理やよりよい方向にクライアントを導くのがコーチの役割です。一方、コンサルティングの場合、事実に基づいた調査・分析やコンサルタントの経験論などから、失敗しない方法・成功確率の高い手段・方法をアドバイスすることになります。
似たようなものですが、明確に異なるものなのです。
手段・方法を知りたいならコンサルティング
解決したい目的が明確で、かつ専門分野で自分の手に負えない、又は自分でやっていたら時間がかかりすぎるという時にコンサルティングは有効です。
例えばですが、カレー販売会社のA株式会社が「日本の<星の王子様カレー>をインドで販売したら面白いんじゃないか」、と考えたとします。
ですが、インド人は甘いカレーを食べるのかわからない、スパイシーなカレーしか食べないんじゃないか、と社内で議論になるわけです。
他にも課題はあります。
インドで日本のカレーを売ったら、コスト的に超高級カレーになってしまうことも想定できます。
インターネットで調べても、情報源が信用できない情報しか見当たりません。
結局想像の域を超えません。
じゃあ、現地に行って調べようとA株式会社は考えました。
そこで、インドの出張担当になった社員はこう思います。
そもそも、インドに行って何をしたらいいんだ。。
インターンけろ吉
社員全員カレーを作ることしかしてこなかったのに、英語もヒンディー語もできない自分がインドに行って何をすれば。。
これは海外ということもあり、極端な例でもありますが、事業の方向性は決まったけど、それがビジネスとして成り立つのかがわからないというケースは経営をしていれば起こりうることです。
インドの例なら、現地実地調査や物価などのマーケティング、そもそも輸出できるのかとか、業界団体の圧力はないかなど、海外ならではのお国事情に精通している必要があります。
そうなれば商社やインド進出に強いコンサルタントにお任せする方が効率的といえます。
モヤモヤ解消、やる気を出すならコーチング
コーチングはコーチの質問を通じて、クライアント自身の中にあるモヤモヤをクリアにし、思いや考えを整理していくという形をとります。
コーチングはカウンセリングの面も重要視しているので、「話をシッカリ聴く」のが基本スタンスです。
クライアントによっては、コーチが一言も話さなくても、「スッキリして頭が整理された」「課題が明確になった」となる場合があります。
私も何度も経験がありますが、人に話している内に自分で勝手に思考が整理されていったりします。
そして、モヤモヤが解消され、よしやるぞ!といった感じになるのがコーチングの特徴です。
さらに、やる気を行動レベルや、行動を継続させるレベルまで動き出せるように導くのがコーチの役割です。
「起業したいけど不安が絶えない(モヤモヤ)」
「やるべきことはあるのに、気がかりがあってモチベーションが上がらない(モヤモヤ)」
みたいな場合にコーチングが効果的です。
コーチングは新しいものを発見した気分になる
言葉だけだとコーチングは本当にわかりにくいと思います。
色んな例え方ができますが、コーチングを受けると、自分の中にあったものを再発見して嬉しい気持ち、ほっこりした気持ち、自分を信じる気持ちがわいてきたりします。
灯台下暗し的な感じです。
税理士わくい
大切なものは目の前にあった、みたいな。
いなくなって初めて気が付く親の有難さ、みたいなものを今感じることができます。
コーチングの効果が出るときのクライアントさんの反応はこんな感じです。
- 「そうか、そうか、わかった!」
- 「なるほどー!みえてきた!」
- 「うーわー、今までどうでもいいことで悩んでたんだね!」
- 「やばい、やる気が出てた!」
抽象的過ぎてわかりにくいかもしれませんね。
自分の中の悩みや問題、課題が、パッ!と明確になったり解決したりする時ってこんな感じになりませんか?
「コーチング」はクライアント自身に気づきを得ていただくところに「教えるコンサルティング」との違いがあります。
つまり、答えはすでにクライアント自身の中にあるわけですー。
インターンけろ吉
税理士業は「コーチング」と「コンサルティング」の中間「コーティング業」
そこで、私はふと考えたわけです。
税理士業って、
- こうやった方が資金調達できる
- こういう節税のやり方がある
- 儲かる会社はこうやっている
といったようなアドバイスや情報提供をすることが多い職業です。
でも、お客様にとってどうでもいいアドバイスや情報をもらっても余計なお世話になる訳です。
お客様が何を考え、どうなりたいのか、何を価値観としているのかを知らないと本当のコンサルティングはできない、というのが私の自論な訳です。
自分の中の悩みや問題、課題が、パッ!とクリアになった結果として、「専門的なコンサルティングが今後必要だ」という答えを出すこともあります。
そう考えた場合、私が考える、というか目指す税理士業は経営コンサルティングでなく、経営コーチングでもなく、両者ハイブリッドの経営コーティングなのです。
ネーミングのカッコ悪さは否めませんが、私は税理士資格を持った経営コーティングでありたいと思うのです。
まとめ
経営コンサルティングも経営コーチングも似たようなものですが、形式上完全に区別される分野です。
ですが、私は明確に分けるものではないと考えます。
できるならハイブリッドである方が経営者にとってのメリットは上がると思っています。
いつも頭の中がモヤモヤして、思考の堂々巡り状態という方は、まずは一度コーチングを試されるとスッキリするかもしれませんよ!
オススメです!
税理士わくい
税理士 涌井大輔事務所は夢を持って創業される経営者様を応援しています!
今日もご覧いただきありがとうございました。
群馬県太田市の【ワリとフランクな税理士】涌井大輔でした。
《対象エリア》
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埼玉県…本庄市・深谷市・熊谷市
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※税理士 涌井大輔事務所はクラウド会計で遠隔支援も行っております。
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【本日の一言】
胃腸炎から回復。でも胃が小さくなっている。
【Good&New】
体調が回復。
【小さなチャレンジ】
産業カウンセリング課題作成。
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