群馬県太田市のワリとフランクな税理士事務所

個人事業主は「事業所得」で税金を計算する!収入と所得の違いを知っておく!

    
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個人事業主は「事業所得」で税金を計算する!収入と所得の違いを知っておく!

個人事業者として創業・起業したら、自分で確定申告をして税金計算までやる必要があります。

確定申告をするときは、「事業所得」として申告することになります。

この「事業所得」は収入とは似て非なるものなので、簡単にでも理解しておきましょう。

そもそも個人事業者とはどんな人?

「私、自営業として独立し、晴れて個人事業主になりましたー!」

起業家さや

パチッ、パチッ!

ムー係長

 

いやー、私個人としましては「起業しました」「独立しました」というワードを聞くと、なんだか仲間が増えたような気がして嬉しくなります。

そして、私が直接支援しないとしても、応援したい気持ちになります。

というより、

お互い頑張りましょう!

税理士わくい

 

って感じですかね。

それはさておき、そもそも「個人事業主」って、どんな人の事をいうのでしょうか。

簡単にいってしまえば、「会社組織に所属せず個人で事業を営む人」をいいます。

そして、会社員との大きな違いは、経営者であり、営業マンであり、経理やその他事務など、一人何役もこなさなければならないところです。

特に、創業期したばかりだと経営や営業のことは考えても、経理の事は後回しにして、数字を見るのが苦手という経営者も少なくありません。

個人事業として創業するなら、本業だけでなく経理についても基本的な知識を身につけておくことが大切です

 

個人事業主は自分で税金計算をする

個人事業主になったら大変なことランキング上位にくるのが。

「THE・確定申告」です。

税理士わくい

 

大変になりがちな理由は、個人事業主の場合、1月1日から12月31日の1年間の所得を計算して、申告期限である3月15日までに税金計算の結果である確定申告書を提出する必要があるからです

1年分の事業の収支をまとめてやろうとすると、そりゃ大変なわけです

一応その道のプロである私でも、年1回まとめてやろうとするとミスをする可能性は高くなりますし、他にやることがあればストレスも溜まります。

会社員であれば、会社が毎月税金を天引きしてくれているので、何のストレスもかかりません。

 

確定申告時期に苦しまない方法としては、少なくとも月に1回は会計ソフトに入力したり、書類を整理していくことです

できれば週1回の方が早く終わるし、会計ソフトの使い方も早く慣れます。

何の仕事でも同じですよね。

一気にやるのでなく、こまめに慣れ親しんだ方が覚えも仕事も早いです。

いずれにしても、年1回一気に経理をやろうが、週1回経理をやろうが、3月15日までに所得と税金計算をして確定申告をしなければいけないことには変わりません。

 

個人事業主の税金は事業所得にかかってくる

個人事業主は、自分の事業の1年間の所得を自分で計算し、納税までする仕組みになっています。

たとえ1年間の収入が同じだったとしても、事業主によってかかる原価や経費は異なります。

税務署では、それぞれの事業主がいくらの所得になるか、いちいち計算することはできません。

そこで、事業主が自分で所得を計算し、税金をいくら払うかを税務署に報告する制度がとられているのです。

このことを「申告納税制度」といいます。

個人事業主の場合、確定申告をするときは、「事業所得」として申告をすることになっています。

ちなみに、会社員が会社からもらう給料は「給与所得」といいます。

事業所得とは、主に次のような所得をいいます。

  • 農業、漁業
  • 製造業
  • 卸売業
  • 小売業
  • サービス業
  • 士業など自由業 など

個人で事業しているほとんどの仕事が「事業所得」に該当するわけですが、不動産所得、山林所得、譲渡所得は事業所得から除かれます

まずは、不動産賃貸収入、山林に関わる収入、不動産や車を売ったなど単発の収入、が絡む場合は、「事業所得とは別の所得になるかも」、とだけ頭に入れておきましょう。

 

「所得」と「収入」は似て非なるもの

確定申告をするときに、よく出てくるワードとして「所得」があります。

一般的には、「所得」は「収入」という意味も含めて使われることが多いかと思います。

ですが、税金計算上は、「所得」と「収入」は似て非なるものなのです。

簡単にいってしまえば、「収入」は「売上」に該当します。

「所得」は「利益やもうけ」のことです。

 

つまり、「所得」とは、「収入(売上)から原価(仕入)や経費を差し引いたもの」を指しています

例えば、売上100、原価50、経費50だったとします。

この場合の収入は100、所得はゼロ(=100-(50+50))となります。

所得に対して税金がかかるので、収入が100あったとしても所得がゼロなら所得税もゼロとなり、所得税は払わなくていいことになります。

ちなみに、消費税など所得がゼロでも払う場合がある税金もありますが、創業期はまず「収入」と「所得」の違いをシッカリ覚えておきましょう。

 

まとめ

個人事業主になった途端に、一人何役もこなすことになります。

特に、経理や確定申告、税金計算はできればやりたくないという人は多いかと思います。

創業期はやることが多くて大変ですが、少しずつ経理や税金の知識も身につけていきましょう。

税理士 涌井大輔事務所は夢を持って創業される経営者様を応援しています!

今日もご覧いただきありがとうございました。

群馬県太田市の【ワリとフランクな税理士】涌井大輔でした。

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産業カウンセラー講座の仲間との懇親会が楽しかった。

【Good&New】
朝からアコギを弾いて大盛り上がり。

【小さなチャレンジ】
書類の断捨離。
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