税理士選びを成功させるために「よくある失敗5つのポイント」を知っておく!
初めて税理士を選ぶとき。
今付き合っている税理士に不満があるとき。
何を基準に税理士を選んだらいいか、わからないという経営者の方は多いのではないかと思います。
顧問料や料金は税理士事務所によってバラつきがあります。
税理士を選ぶときは料金だけで決めず、「税理士選びのよくある失敗」を知っておくと、密接な経営パートナーを見つけることができるかもしれません。
経営者の税理士に対する不満は5つに集約される
起業家として独立したら、どんな人にアドバイスをもらうか、どんな人と人脈を持つか、ということがビジネスの成否を決めます。
なかでも、税理士は経営者や会社との関係性が深く、経営上密接に関わっていく専門家でもあります。税理士選びはテレビやパソコン選びとは異なり、価格コムのような料金比較サイトで選んで、安いから得したというものではありません。
パーマンのクローンのように、考えも行動も全く同じ人間が二人いたら、安いパーマンに頼んだ方が得です。
ですが、税理士はパーマンのように全く同じ人なんていません。
私のクローンもいません。
インターンけろ吉
テレビやパソコンのようにヤマダorケーズのように決められないのです。
税理士は一人ひとり経験値や能力、価値観、性格が違います。
決算書や税務申告をする以外でも、経営上起こりうる様々な相談を多く受けるのが税理士業の特徴です。経営者にも色んな価値観を持った人や、色んな経営状況の人がいるので、
とりあえず決算書だけ作ってくれればいい
起業家B吉
といった感じで料金の安い税理士事務所を選ぶ人もいます。
特に創業期は手持ち資金も少ないので、できるだけお金をかけたくない、というのは当然の意見です。
価格はサービスを決定するうえで重要です。
ですが、結果的に税理士に不満を持っていたり、税理士を変更してくる経営者の多くは、
というケースなのです。
もし、税理士を経営上の様々な相談相手としたい、現在の税理士に不満があるので変更したいと考えているのなら、同じ轍を踏まないように、下記の「よくある失敗」を参考にし、反面教師にして頂くと、税理士選びの成功確率、満足度を高めることができます。
- 業務範囲・実績を検討しない
- 税理士本人の人柄・価値観を検討しない
- 低価格の場合のサービス範囲を検討しない
- 税理士の人脈を検討しない
- 売上、集客等の経営支援に積極的か検討しない
以下、税理士選びの「よくある失敗5つのチェックリスト」についてみていきたいと思います。
税理士選び「よくある失敗」①~業務範囲・実績を検討しない~
税理士であれば、確定申告や決算申告を中心に、税金に関することを業務範囲としていることは当然です。
ですが、同じ税理士でも得意分野は異なります。
税理士によっては次のような分野に特化している事務所もあります。
- 医療業界
- 介護業界
- 飲食業界
- 個人事業主
- 相続税
- 海外税務
- 事業承継、M&A
などなどです。
私の場合なら個人事業主や創業期の法人を得意にしています。
中小企業の経営支援が大好きで、私の強みでもあります。逆にガチガチの相続や海外税務については得意分野ではありません。
また、税理士事務所が認定支援機関に認定されているかどうかも助成金に影響してきたりします。
他にも必要に応じて次の守備範囲があるか直接聞いてみましょう。
- 起業・創業支援
- 創業融資
- 創業補助金・助成金
- マーケティング
- WEB、IT知識
- その他経営に関する知識、経験
税理士選び「よくある失敗」②~税理士本人の人柄・価値観を検討しない~
税理士に不満を持ったり、税理士変更される理由No.1は税理士本人の人柄や価値観、態度、コミュニケーション能力に関することです。ある程度の職員が在籍している税理士事務所なら、税理士本人だけでなく職員も含まれます。
サービス内容や料金ではなく、「人」に対する不満は、税理士業界に限った話ではないですけどね。
特に税理士本人に対する不満の上位は次のような理由です。
- 話を聴いてくれない
- 態度が横柄、偉そう
- 相談しずらい
- 熱意が感じられない
- フットワークが悪い
税理士選び「よくある失敗」③~低価格の場合のサービス範囲を検討しない~
料金が安いということは、それなりの理由があることを認識しておく必要があります。
例えば、
- 自分が税理士事務所に出向く
- 税理士が直接担当しない
- 担当者の力量が低い
- 直接相談できる頻度が少ない
- 経営状況の説明がない
- 期中発生主義は別途料金
- その他依頼の都度料金発生
料金がどこよりも安い=相談の都度料金発生、くらいの認識でいた方がいいでしょう。
ある街の電気屋さんで、大手家電量販店より1.5倍の販売価格なのにコアなファンが多いお店があります。
同じテレビや冷蔵庫なのに5割増し。
それでも売れちゃう理由は、手厚いサポートがあるから。
例えば、夏本番がくる前にお客様のお宅に訪問してクーラーの掃除を無料で行う。
冷蔵庫回りの掃除をする、などなどをしてくれます。
高い料金には、それなりの理由・価値があります。
税理士事務所も同じです。
料金が安いから悪い、高いからいいということではありません。
料金の高い安いは、サービスとのバランスや、お客様の価値観になってきます。
どのようなサポートを受けたいかを事前に明確にしておくと、どんな税理士を選べばいいのかも明確になってきます。税理士選び「よくある失敗」④~税理士の人脈を検討しない~
税理士のもつ人脈の広さも、ときには経営の役に立ちます。
特に次の人脈があるかどうかを事前に聞いておきましょう。
- 他の専門家との連携
- 金融機関との連携
- その他経営支援機関との連携
- 経営者との人脈
特に、銀行との連携に強い税理士は人脈の幅も広い傾向があります。
なぜなら、銀行自体が人脈が広いですし、多くの金融機関が経営者や会社同士をつなぐ、ビジネスマッチングをしています。
銀行との連携に強い税理士と関わることで、人脈が広い銀行からの紹介を得るチャンスも広がることになります。
税理士選び「よくある失敗」⑤~売上、集客等の経営支援に積極的か検討しない~
税務会計を淡々とこなすだけでなく、業績アップに関する提案や相談にのってくれる税理士かどうか、ということも税理士選びの基準の一つになります。
いいかえれば、守りの税理士でなく、攻めの税理士です。
直接的な売上や集客の提案ではなくても、売上を上げている企業を研究して、その共通点を情報として積極的に提供してくれる税理士、というのもアツいですよね。
私自身も売上増加やブランディング向上の相談を受けたり、企業研究をして情報提供したりしています。やること盛沢山ですね!
スタッフA美
場合によっては、営業会議に参加してスタッフさんと議論することもあります。
第三者の視点が入ると議論が盛り上がりながらも、冷静に展開しやすくなると思います。
節税だけでなく、業績アップにつながることも積極的に支援してくれるかどうか、事前に聞いてみてもいいかと個人的には思います。
税理士は税理士業の範囲だけを依頼していては勿体ない、というのが私の考えです。
まとめ
税理士変更される経営者の多くが、報酬額だけで税理士を決めてしまったケースです。
資金繰りや銀行融資についてのアドバイスが全くもらえないことが契約後にわかった、ということもあります。
結局、創業融資や補助金は他の税理士に依頼する、なんてことが起こらないように、税理士選びは報酬だけで判断せず、自分が求める業務範囲を明確にして、直接税理士と話して相性や価値観もチェックすることをオススメします。
税理士 涌井大輔事務所は夢を持って創業される経営者様を応援しています!
今日もご覧いただきありがとうございました。
群馬県太田市の【ワリとフランクな税理士】涌井大輔でした。
群馬県…太田市・伊勢崎市・桐生市・みどり市・前橋市・高崎市・館林市等群馬全域
埼玉県…本庄市・深谷市・熊谷市
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※税理士 涌井大輔事務所はクラウド会計で遠隔支援も行っております。
その他地域についてもお気軽にご相談ください。
※日本政策金融公庫や銀行融資支援のご相談たくさん頂いております!
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【本日の一言】
私、気楽にやっても真面目にみられる。基本トク、時々ソン。
【Good&New】
本日も天気がいいね!
【小さなチャレンジ】
ジョギング継続!
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