税理士がクレジットカードの利用明細&領収書の整理方法を具体的な流れで教えます!

通常の領収書の整理方法と同様に起業家から、
「クレジットカードで購入した場合の領収書はどう保存するの?」
という質問をよく受けます。
早速ですが、クレジットカード利用時の明細や領収書の具体的な整理方法をみていきましょう。
カード利用明細はバインダーに綴じる
クレジットカードを利用するとカード会社からカード利用明細が送られてきます。
web明細を利用していて、カード会社から利用明細が送られてこない場合は、面倒でも利用明細を印刷しておきます。

私も、備品消耗品・ガソリン代はクレジットカードを使っていますが、web明細なのでコツコツ印刷しています。
次に専用バンダーを用意して、明細にパンチで穴を空けて綴じていきます。

表紙に年月日が記入できる紙バインダーがオススメです!綺麗に整理したい人はテプラもいいですね!
明細書を綴じたら、カード利用明細と対応する日付の領収書はまとめて明細書にホチキスで留めておきます。

できれば、明細書とレシートの日付と金額は付け合わせしましょう!
カード払いの領収書と利用明細を一緒にしておくと後での確認がラクになります。
現金払いの領収書とは別管理する
クレジットカードで買い物をする際の注意点は、現金払いのレシートや領収書とは別管理をしておくことです。
カード払いのレシートが現金払いの束に混ざっていると、会計ソフトに入力する際に、現金払いとカード払い両方で経費を計上するリスクがあります。
二重仕訳の典型的なパターンです。
クレジットカード明細と領収書を付け合わせてホチキス留めしておくのは、二重仕訳のリスクを回避する意味もあります。
ひと手間かかりますが、クレジットカードの領収書は現金払いの領収書とは別管理しておきましょう!
アマゾンや楽天で購入した場合は領収書が送られてこない場合があります。
その場合、面倒でも必要経費にするものはネットから印刷しておきましょう!
(必要経費算入は領収書の保存が要件になります)
税理士わくい
領収書の分量が多い場合は専用封筒へ
クレジットカードの領収書の分量が多すぎて、バインダーにホチキス留できるレベルにない場合があります。
その場合は、バインダーにまとめた利用明細と一緒にするのではなく、各月の利用明細の期間に応じた封筒に入れて保存します。

引落日を書いておくと後の確認もスムーズです!
このあたりの管理は状況にあわせて臨機応変にやっていきましょう。
また、個人事業主なら12月31日、法人なら決算期をまたいだレシートや領収書が当期分に混ざりこまないように、カードの締め日にも注意しましょう。
まとめ
クレジットカードを利用した場合の領収書の管理のポイントは、
- 現金払いの領収書とは別管理する
- 利用明細と対応する領収書を一緒にまとめる
- ネット通販の領収書は印刷する
- カードの締め日に注意する
となります。
より経理効率化を図るコツとしては、事業用のクレジットカードとプライベート用は明確に分けておくことです。
ルーチン化して業務効率化を図りましょう!
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群馬県太田市の【ワリとフランクな税理士】涌井大輔でした。
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