青色申告の承認申請書を提出していない事業者は廃業率が高い?!
青色申告の承認申請書を提出していない事業者は、私の経験上ビジネスが上手くいっていません。
青色申告に対する誤解もあったりします。
行政に対する知識や情報に乏しいと、残念ながら損する人を続けることになります。
情報弱者は起業家に向いていない?!
私の経験上、ビジネスを駄目にしてしまう経営者は、やるべきことや必要な手続きをしていない場合が多いです。
青色申告の手続きはもちろん、創業融資や補助金・助成金、その他行政の方でサポートしてくれる制度は、事業者側で情報収集していかないと誰も教えてくれません。
こういう手続きを軽視して、勢いだけで進んでいく経営者は廃業率を高めます。
3年以内の事業廃業率は7割です。
ひっ、ひぇー!
ムー係長
ただでさえ、事業継続率は低いのです。
自分の事業に関する情報は常に最新のものを仕入れることが、起業家にとっては重要といえます。
起業家は会社員魂を捨てることが大事
面倒でもやらなければいけないことは沢山ある。
そして、すぐにやる。
これが起業家の宿命です。
会社員時代は、会社で色んなノウハウを学んで自分でもビジネスができそうな気持ちになります。
ですが、この点について勘違いをしている方が少なからずいます。
会社員時代は、自分一人で全ての仕事をしているわけではありません。
誰かが少なからずサポートをしてくれているはずです。
また、レポートや提出書類が少しくらい遅れても、
涌井さん!早く営業日誌書いて!
上司B吉
と上司が催促してくれます。
これが、税務署などの行政関係に提出する書類については、1日の遅れも認めてくれません。
たった、一枚の書類を一日遅れただけで、数百万、数千万円の損失が出てしまう世界です。
青色申告は開業届と一緒に出す
青色申告の承認申請書は、個人なら開業届、法人なら設立届と一緒に提出しましょう。提出期限まで提出を待つ必要はありません。
後で提出すればいいやと、そのまま忘れてしまう人が結構いるのです。
恥ずかしながら、私がその一人です。。
税理士わくい
開業初年度に結構な投資をしたので、赤字になったわけですが、青色申告の申請書を提出していなかったので、赤字を繰越すことができないという大失態をしてしまいました。
自分のことは後回しにしすぎたようです。
皆さんは、私の二の舞を踏まないようにしてください。
白色にしておくメリットはモヤハない
青色申告の承認申請書を出しておくと、赤字を翌年以降に繰り越すことができます。個人なら3年間、法人なら9年間繰越せます。
事業を始めて1年目から黒字を出すのはなかなか難しいものです。
赤字を翌年に繰り越せるのは有難いことです。
仮に、1期目に500万円の赤字、2期目に500万円の黒字になっても、2期目は税金を払わなくていいわけです。
もし、青色申告の承認申請書を提出していないと、2期目の黒字500万円に丸々税金がかかります。他にも個人なら、65万円の特別控除があるので利益が65万円出ても税金はゼロになります。
青色申告のメリットは他にもあります。
記入はさほど難しくないので、起業したらすぐに提出しましょう。
まとめ
青色申告は白色申告よりもハードルが高いと思っている人もいますが、やることは白色申告もほぼかわりません。
つまり、白色申告でいるメリットがほぼないのです。
それでも、青色申告についてよくわからないのであれば、最寄りの税務署に相談するか、税理士にスポット相談してみてはいかがでしょうか。
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群馬県太田市の【ワリとフランクな税理士】涌井大輔でした。
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